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J-POP・ロック
スガ シカオ                                  (2006/8/11)
スガ シカオ

スガシカオの全国ツアー“Shikao&The Family Sugar TOUR '06”が、10月からスタート。1997年に「ヒットチャートをかけぬけろ」でメジャー・デビューを果たしてから10周年という節目を目前に、9月6日(水)に同時リリースするニュー・シングル「午後のパレード」とアルバム『PARADE』を携えて、クリエイティブな勢いのあるステージを披露する。

スガ シカオは1997年2月に「ヒットチャートをかけぬけろ」でメジャー・デビュー。同年9月にリリースしたファースト・アルバム『clover』がオリコン・アルバム・チャート10位にランクインして以来、ヒット・チャートの常連となったアーティストである。

鋭い視線で描いた歌詞の語り口とファンクを基調とした作風は、スライ&ザ・ファミリー・ストーンを意識したShikao&The Family Sugarというグループ名からもうかがえるが、彼のユニークなところは、そうしたマニアックな要素を持ちつつも、SMAPや森高千里といった他のアーティストへの楽曲や歌詞の提供などで、オープンでポップなシンガー・ソングライターとしての実力もアピールしてきたところにある。さらにソロ名義だけでなく、杏子、山崎まさよしらと共にスペシャル・ユニットの福耳での活動など、フレキシブルなスタンスのコラボレーションを通じて、自分の作風の幅を広げる貪欲な姿勢を見せてきた。

この夏に話題を集めたコクアも、その現れといえる。スガ シカオの他、武部聡志、小倉博和、根岸孝旨、屋敷豪太という豪華な顔ぶれによるこのユニットが、8月2日(水)にシングルとしてリリースした「Progress」は、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』の主題歌となっている。作詞作曲を彼が担当し、アレンジは武部聡志と小倉博和、プロデュースは武部。9月にリリースされる彼の最新アルバム『PARADE』では、そのセルフ・カバーも収められる予定で、他のミュージシャンとの交流の成果を早くもアピールすることとなっている。

今回の全国ツアーは、デビュー10周年を目前にした記念すべきタイミングではあるが、今なお自分の音楽性を嬉々として広げているスガ シカオならではの、クリエイティブな勢いを見せつける場となりそうだ。


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