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J-POP・ロック
SIAM SHADE                                 (2007/9/14)
SIAM SHADE

2002年3月10日、日本武道館でのライブを最後に解散した彼らが、恩人への追悼の意志を込めて一夜限りの再結成ライブを行う。オフィシャル・サイトでの「お気に入り楽曲投票」で、上位に選ばれた楽曲を中心に選曲されたベスト・アルバム『SIAM SHADE XI COMPLETE BEST 〜HEART OF ROCK〜』を携えた、5年ぶりとなるステージに期待したい。

栄喜(ボーカル)、KAZUMA(ボーカル、ギター)、DAITA(ギター)、NATCHIN(ベース)、淳士(ドラムス)からなるSIAM SHADEは、1995年10月、1stシングル『Rain』でメジャー・デビューした5人組だ。ハード・ロックを基調としつつ変拍子も使うなど、高度な演奏力で繰り出す彼らのサウンドは、音楽に耳の肥えたコアなリスナー向けの部分も少なくなかった。しかしそれ加えて楽曲自体がポップだったこともあり、TVアニメ「るろうに剣心」のエンディング・テーマとなった1997年6枚目のシングル『1/3の純情な感情』のヒットにより、広い層にその存在を知られ、ビッグ・ネームとして活躍した後、2002年3月10日、日本武道館でのライブを最後に解散している。

元チーフ・マネージャーの中村新一氏は、こうしたSIAM SHADEの活動に多大な貢献を果たした人物だったが、今年の4月25日に他界してしまった。かつて彼から受けた愛情に応えたいと考えたバンドは、そんな気持ちを込めた追悼公演を、11月18日の一夜限りの再結成ライブ“SIAM SHADE LIVE in 武道館 HEART OF ROCK”として行うことにした。舞台となるのは、2002年に解散コンサートを行ったのと同じ日本武道館である。またこれに先駆けて9月には、『SIAM SHADE XI COMPLETE BEST 〜HEART OF ROCK〜』と銘打ったベスト盤が発売される。このパッケージは、オフィシャル・サイトの楽曲投票で上位に選ばれた楽曲を中心に構成された2枚のCDと、ライブのピックアップ映像を収めたDVDからなる内容で、まさにタイトル通り決定盤というにふさわしいものだ。

今回のステージは、あくまでも関係者の追悼を目的とする一夜限りの公演だが、解散から5年を経たSIAM SHADEのメンバーが改めて集うことで、その業績も改めて認知されることとなるだろう。


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