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洋楽
セバスチャン・バック                          (2007/3/30)
セバスチャン・バック

スキッド・ロウのボーカリストとして一世を風靡した後、ソロとなってミュージカルなどにも活躍の場を広げているセバスチャン・バックが9年振りに来日する。最近のツアーではバンド時代のナンバーも披露しているが、ニュー・アルバムも間もなく完成と伝えられているだけに、今回は待望の新曲も盛り込んだステージとなるに違いない。

セバスチャン・バックは、1989年に『スキッド・ロウ』でアルバム・デビューしたロック・グループ、スキッド・ロウのボーカリストとしてシーンに登場した。彼らはニルヴァーナのブレイクに象徴されるグランジの勃興よりも前に、ロック・シーンにストリート的な生々しさを注入するスタイルを打ち出してきたグループである。デビュー時には彼らの兄貴分のように見られていたボン・ジョヴィと対立した後、ガンズ・アンド・ローゼズやメタリカなどとジョイントでツアーを行ってからは、アウトロウ的なスタンスを鮮明にするようになり、そのヘビーなサウンドは、メタル・フリークのみならず、パンク系からも支持を得て、一世を風靡する存在となる。こうした流れにのったスキッド・ロウは、'91年のセカンド『スレイヴ・トゥ・ザ・グラインド』、'95年のサード『サブヒューマン・レース』とアルバムも順調なセールスを記録した。

だが以降の彼らは実質的な解散状態となり、セバスチャンは自分のサイド・プロジェクトでの活動を精力的に行うようになる。セバスチャン・バック在籍中の最後のアルバムとなったベスト・アルバム『ザ・ベスト・オブ・スキッド・ロウ』のリリース直後の'98年7月には、ソロとして始めて来日公演を行い、同年末に初のソロ・アルバム『ブリング・エム・バック・アライヴ!』をリリース。その後はブロードウェイ・ミュージカル“ジキルとハイド”“ジーザス・クライスト・スーパー・スター”で主役を務めるなど、活動の場を広げている。

昨年は富士スピードウェイで開催された「UDO MUSIC FESTIVAL 2006」でのステージも実現させたばかりではあるが、6月の来日は単独公演としては実に9年振りとなるもの。特に今回は新作が完成間近ということもあって、新曲も盛り込んだ意欲的なステージを見せてくれそうだ。


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