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洋楽
ルースター                                (2006/9/22)
ルースター

全世界に先駆けて行なわれた“World Premium Live”で、7月に来日したばかりの彼らが、今度は11月に“Japan Tour 2006”を行うことが決定した。6月に発表したセカンド・アルバム『サークルズ・アンド・サテライツ』でも圧倒的にスケール・アップしたサウンドで、伸び盛りであることを知らしめてくれただけに、成長ぶりに期待したい。

2005年にデビューし、2枚のシングルとアルバム『ルースター』を次々とUKチャートでヒットさせた、4人編成のブリティッシュ・ロック・グループ、ルースター。日本でもデビュー前に単独公演を行い、その後も“サマーソニック05”や日本縦断ツアーなど、すっかり日本のファンにもお馴染みとなった彼らは、昨年は150本ものライブを行って自分達を鍛え上げてきた。

その成果は、今年6月にリリースされたセカンド・アルバム『サークルズ・アンド・サテライツ』にもしっかりと現れている。デビュー作では、ボーカルのニック・アトキンソンとギターのルーク・ポタシュニックがソングライティングの中心となっていたが、今回は精力的なライブ活動で培ったチームワークの良さを活かして、ベースのベン・スミスとドラムスのデイヴ・ニールも含む全員が作曲に参加し、クレジットにも全ての楽曲がバンド名義で表記されている。曲調は前作がギターのリフを軸にした70年代のロック・クラシックス風のものが目立っていたのに対し、今回は全員のアイデアを盛り込んだバラエティ豊かなアプローチで、メロディを重視。プロデューサーを担当したのはフェイス・ノー・モアやマルーン5などを手掛けてきたマット・ウォレスで、レコーディングの場所は、LAのサウンド・シティ・スタジオ。こうした環境で制作されたこともあって、今回のアルバムはブリティッシュ・ロックの繊細な部分と、アメリカ的なタフな部分をうまく合わせ持つ仕上がりとなっている。

今年はこのアルバムを携えて、すでに7月に“World Premium Live”で来日したばかりだが、急激な勢いで成長しているだけに、それから4ヶ月後にあたる今回の“Japan Tour 2006”では、どこまでスケール・アップした姿を見せてくれるかが楽しみなところだ。


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