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洋楽
ポリス                                    (2007/10/19)
ポリス

スティング、アンディ・サマーズ、スチュアート・コープランドからなる最高のロック・トリオとして80年代を席巻したポリスが、21世紀に入って完全復活! 27年ぶりの来日公演で、高度な音楽性と演奏力に裏付けられたサウンドを披露する。世代やジャンルを超えた説得力を持つスーパー・グループの凄みをこのステージで堪能しよう。

ポリスは現在ではソロ・アーティストとしての活躍で有名なスティングがボーカルとベースを担当し、ドラマーのスチュアート・コープランド、ギタリストのアンディ・サマーズからなるトリオとして、1970年代後半から80年代半ばにかけて、世界の頂点に君臨するグループだった。彼らが台頭してきたのは、ちょうどパンク〜ニュー・ウェイブのムーブメントの最中だったこともあり、初期はパンクのスタイルを装っていた時期もあった。特にレゲエのエッセンスを取り入れたエキゾチックなリズムへのアプローチは、当時のシーンの音楽的な広がりを牽引するような役割を果たした。

ただし彼らは厳密に言えば、いわゆる勢いとアイデアの瞬発力を身上とするパンクの括りに入るには、あまりにも音楽的に洗練されていた。パンクのイメージは、彼らにとって仮の姿に過ぎなかったのである。例えばデビュー・アルバムの『アウトランドス・ダムール』に収録されている「俺達の世界」の原題は「Born in the 50's」だったが、最年長のアンディ・サマーズは、40年代生まれで、キャリアも演奏力も突出していた。そして1983年に発表した5枚目のスタジオ・アルバム『シンクロニシティー』は、そうした本領を現した彼らの最高の到達点と言われたが、本作を最後に解散してしまった。

しかし2003年にロックの殿堂入りを記念して再会ライブが実現。そしてデビュー30周年を迎える今年は、ドキュメンタリー映画『ポリス インサイド・アウト』が公開され、さらにグラミー賞の幕開けに「ロクサーヌ」を演奏。 そしていよいよ再結成ワールド・ツアーが実現。メンバー全員が健在で再結成を果たし、スタジアム・クラスの会場で来日公演を行う幸福なロック・トリオの凄みをぜひともこの機会に体験したい。


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