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洋楽
パット・メセニー ブラッド・メルドー                  (2007/4/27)
パット・メセニー ブラッド・メルドー

現在のジャズ・シーンのトップに君臨するギタリスト、パット・メセニーとピアニストのブラッド・メルドー。デュオ・アルバム『メセニー・メルドー』に続くコラボレーション第二弾『カルテット』を、3月にリリースしたばかりの彼らが、新作のレコーディング・メンバーで来日する。まさに至高の輝きに満ちたステージを体験しよう。

パット・メセニーは70年代半ばに登場して以来、ジャズとフュージョンのジャンルの垣根を取り払った活躍を展開してきた。ソロとグループの両方でグラミー賞の常連となているスーパー・ギタリストである。

一方でブラッド・メルドーは90年代半ばから登場したピアニスト。両手でそれぞれ異なるメロディを同時に即興で奏でるなど、驚異的なテクニックとアイデアなどで、「現在のジャズ・シーンで最も注目されるピアニスト」という賛辞を受け、チック・コリアやキース・ジャレットといったベテランに迫る存在だ。ソロでの活躍だけでなく、自らを中心とするトリオとしても高い評価を得ている。

ソロ、グループ、いずれの活動でも注目を浴びずにはおかない彼らは、いずれもリーダー・シップも持つ突出した才能の持ち主同士といえる。パット・メセニーが1954年生まれなのに対し、ブラッド・メルドーは1970年生まれと年齢は開いているが、孤高の領域に足を踏み入れる孤独さを知る者同士ならではの出会いとコラボレーションのもたらす喜びは、ハタからはうかがい知れぬほどのものがあるに違いない。

その第1弾にあたるのが、昨年9月にリリースされた『メセニー・メルドー』。このアルバムはデュオ演奏を中心にした内容だったが、今年の3月にはその続編にあたる『カルテット』も発表されたばかり。こちらはメルドーのグループでおなじみのラリー・グラナディア(ベース)とジェフ・バラード(ドラムス)を含む四人の演奏が中心になっている。ラリーがパットの過去の作品に参加しているという経緯もあり、このプロジェクトは、スーパー・グループのような様相を呈することとなった。今回はこのカルテットでの来日とあって、今後のジャズの動向に絶大なインパクトをおよぼすステージとなりそうだ。


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