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J-POP・ロック
 押尾コータロー
押尾コータロー

2002年にメジャー・デビューを果たし、モントルー・ジャズ・フェスティバルの常連となっているギタリスト、押尾コータローが、9月7日にリリースされるニュー・アルバム『Panorama』を携えて全国ツアーをスタート。様々なテクニックを駆使したアコースティック・ギターのイマジネーティブかつオーガニックな響きに身も心も浸したい。

押尾コータローが東芝EMIからメジャー・デビューを果たしたのは2002年7月。そして全米メジャー・デビューを果たしたのは、それからわずか3ヶ月後の10月のことだ。現在日本で活躍しているミュージシャンの中でも、全米でのメジャー・デビューまでにはかなり時間がかかる場合が多いことを考えると、これだけでも彼がいかに飛び抜けた存在であるかが良く分かる。

それに加えて彼は、スイスで行われているモントルー・ジャズ・フェスティバルに3年連続で出場するという快挙も成し遂げており、大阪の生んだ天才ギタリストとしての知名度は日に日に高まっている。

もちろんそこまでの評価を受けているのは、オープン・チューニングやタッピング奏法を駆使した変幻自在な表現力があるからこそと言えるだろう。とはいえ彼の音楽は、決してテクニックを自己目的化するようなものではない。彼の音楽はインストではあるが、世代を問わず親しめるオープンな分かりやすさを大切にしているのだ。それは彼の共演相手が、渡辺香津美、甲斐よしひろからアナム&マキにまでいたる非常に幅広い顔ぶれであることにも反映されている。とにかく音楽に向かう姿勢が謙虚かつ柔軟なアーティストなのだ。

そんな彼のニュー・アルバムは、9月7日にリリースされる『Panorama』。本作ではブルース・ハープとパーカッションで山崎まさよしをゲストに迎えている。今回発売となるのは、それと連動した全国ツアーの一環となる公演だ。まず観客を楽しませることを一番大事にしたサービス精神に富んだ温もりのあるステージは、彼自身も自分のリスナーを4歳から80歳と言うように、その場にいる全ての人を幸福にするポジティブなバイブレーションに満ちている。観客としてもオープン・マインドで臨みたい。



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