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J-POP・ロック
織田裕二                                   (2007/6/15)
織田裕二

デビュー20周年を迎えた4月25日に、本人が主演のTVドラマ『冗談じゃない!』の主題歌『Hug,Hug』をシングルとしてリリースした織田裕二が、9月から全国ツアー“2007”をスタート。世界陸上のTV放送のメイン・キャスターとしてもお馴染みのハイ・テンションなキャラクター性を発揮したライブ・パフォーマンスを楽しませてくれる。

織田裕二が活躍するフィールドは実に広い。音楽だけでなく、映画、テレビ、ラジオ、CM、写真集や本も出しており、しかもそれを並行して手掛けてきたエネルギーは半端なものではない。

彼がシングル・デビューしたのは1987年4月25日、映画『湘南爆走族』の挿入歌『Boom Boom Boom』でだったが、この映画は彼にとって初めて主演を務めた作品でもあった。翌年にはNHKの『北の海峡』で文化庁芸術作品賞を受賞するなど、テレビでも華々しく活躍するようになり、90年代初頭には吉田栄作、加勢大周とともに平成御三家と呼ばれるほどの存在となった。デビュー当初はトレンディ路線とアイドル的な人気が強かったが、役作りへの強いこだわりから、企画、脚本段階から作品に関わるなど、生真面目な取り組み方が知られるようになるにつれ、子供から大人まで幅広い年齢層から支持される人気者になっている。

そんな姿勢は歌手としての活動にも一貫している。1991年に初めてアルバム『ON THE ROAD』をリリースしてからは、アルバムの制作にも精力的に取り組むようになり、作詞も自分で行う機会を増やしていった。つまり彼の音楽活動は、俳優の余技としての音楽活動ではなく、織田裕二というアーティストの表現手段として、俳優という回路と音楽という回路を駆使しているのだ。世界陸上のTV放送のメイン・キャスターを務めてもハイ・テンションなキャラクター性を発揮して話題を集めたのも、手抜きのできない真摯で情熱的な表現者とである彼らしいエピソードといえるだろう。

現在の最新シングルは、デビュー20周年の4月25日にリリースされた『Hug,Hug』。これも本人が主演のTVドラマ『冗談じゃない!』の主題歌だ。今回発売となる全国ツアー“2007”で、そんな彼の生身の魅力に触れてみよう。


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