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ニュー・アルバム『ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルース』で、バンドとしての充実ぶりをアピールし、“SUMMER SONIC 05”でやってきたばかりのオアシスが、何とまたもや日本に! デビューから10年を経ても揺らがないどころか、さらなる勢いを増している彼らの最大の魅力は、なんといっても大合唱のわきおこる場内で味わいたいものだ。

イギリスのバンドのオリジナル・アルバムが日本において初登場1位を獲得するのは、この四半世紀なかった現象だ。しかしオアシスが5月25日にリリースしたニュー・アルバム『ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルース』は、見事にオリコン・アルバム・チャートで初登場1位を記録。その人気の凄さを印象付けることとなった。さらに今年の夏には“SUMMER SONIC 05”で来日。観客からわき起こった大合唱を、フェスティバルのハイライト・シーンとして記憶している人も多数いるはずだ。

94年にデビューして以来、ブリティッシュ・ロック・シーンの牽引役として君臨してきた彼らの最大の魅力は、なんといってもビートルズ、ローリング・ストーンズなどの偉大な先達の遺産を受け継いだポップな楽曲にある。そしてそうしたソングライティングの中心となってきたのは、ギターのノエル・ギャラガー。実際に初期の彼らのアルバムは、全曲が彼の作曲となっている。しかしそれから何回ものメンバー・チェンジを経て、新たな10年を迎えている現在のオアシスのソングライターは、決してノエル独りではない。なんといっても最新アルバム『ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルース』では、ノエルの弟でありボーカリストでもあるリアムが3曲、ベーシストのアンディ・ベルが2曲、もうひとりのギタリストであるゲム・アーチャーが1曲作曲で貢献している。当然作風は多彩になっているが、それにもかかわらず、バンド全体としてのイメージは大きく変わっているわけではない。

つまりノエルとリアムのギャラガー兄弟が中心となってスタートしたオアシスは、これまでのキャリアを経て、バンド全体でパワー・アップしているのである。今回の来日公演が、そうしたバンドとしての勢いを見せつけるものとなるのは、まず間違いのないところだろう。



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