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洋楽
マイケル・シェンカー・グループ                   (2006/05/12)
マイケル・シェンカー・グループ

ヘビー・メタル〜ハード・ロックの歴史に君臨してきたギター・ヒーロー、マイケル・シェンカーによるリーダー・グループが、活動25周年を記念する最新アルバム『テイルズ・オブ・ロックン・ロール』を携えて来日する。激しいメンバー・チェンジにも関わらず、確固たる地位を築いてきた彼の集大成にふさわしいステージが堪能できる。

フライングVでお馴染みのギター・ヒーロー、マイケル・シェンカーの活躍は、ブリティッシュ・ハード・ロックが一世を風靡した70年代から始まっている。実兄のルドルフ・シェンカーも擁するドイツのハード・ロック・グループ、スコーピオンズは、そうした影響を強く受けたバンドであった。

そこからイギリスのUFOに加入したマイケルは、イギリス中心の当時のシーンの中で、ジャーマン・ロッカーの健闘ぶりを知らしめることとなった。そしてUFOを離脱した後、自分が中心となったマイケル・シェンカー・グループを結成し、80年にリリースした『神』で、ギター・ヒーローとしての地位を確固たるものとする。

しかしグループと名乗ってはいるものの、マイケル・シェンカー・グループは、結成直後から激しくメンバー・チェンジを繰り返し、バンドとして安定していた時期は少ない。だがそれにもかかわらずマイケルの名前が評価されてきたのは、テクニカルかつドラマチックな彼のギター・プレイが、多大な影響を与えてきたからゆえといえる。

そうした遍歴を逆手に取ったような形で制作されたのが、最新アルバムの『テイルズ・オブ・ロックン・ロール』だ。グループとしての25周年を記念するこの作品では、主にフィンランド出身のヤリ・ティウラがリード・ボーカルを担当しているが、その他にもゲイリー・バーデン、グラハム・ボネット、ロビン・マッコーリー、リーフ・スンディン、ケーリー・キリング、クリス・ローガンといった歴代のボーカリストが参加して華を添えている。

精神的に不安定な部分もあり、活動を危ぶまれる時期もあったマイケルだが、今回の来日公演では、往年の名曲も含めた集大成的なステージ構成で、多くのファンの前に対して健在ぶりをアピールすることとなるはずだ。


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