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マルーン5                                  (2007/11/9)
マルーン5

マルーン5 世界中で驚異的なロング・ヒットとなったデビュー・アルバム『ソングス・アバウト・ジェーン』で、その名を知らしめたマルーン5。5年ぶりとなるセカンド『イット・ウォント・ビー・スーン・ビフォー・ロング』を携えたプレミアム・ライブもあっというまにソールド・アウトとなっただけに、今回の来日はまさに待望というにふさわしい。

新人グループがデビュー・アルバムでいきなり世界的な成功を収めることは、そうそう簡単なことではない。しかしマルーン5はそんな偉業を成し遂げたアメリカのロック・グループだ。彼らのデビュー・アルバム『ソングス・アバウト・ジェーン』は、2002年にリリースして約1年を経てからイギリスでヒット。さらにアメリカ、日本といった具合に、時間の経過と共に着々と支持層を広げていった。そうしたこともあって、2005年には最優秀新人賞、2006年には最優秀ポップ・パフォーマンス賞と2年連続でグラミー賞を受賞し、その存在は新人とは思えないほどのものとなっていった。

その後はドラマーのライアンが、体調を崩して脱退し、彼に替わってワールド・ツアーにサポート・メンバーとして貢献していたマット・フリンが加入するという変化はあったが、バンドとしての歩みは停滞することなく、今年5月には5年ぶりとなるセカンド『イット・ウォント・ビー・スーン・ビフォー・ロング』をリリースしている。日本でもそれと連動して、東京・大阪でそれぞれ1回限りのプレミアム・ショウがライブハウスで行われ、チケットが即座にソールド・アウトとなったのも記憶に新しい。

プリンス、トーキング・ヘッズ、ポリスなど、ジャンルにこだわらずに80年代のビッグネームのエッセンスを吸収した彼らのサウンドは、曲調はまちまちだが、楽曲だけで一人歩きしそうな突き抜けたポップ感覚に満ちている。新作は4名ものプロデューサーを起用して、そうした多彩な切り口を広げた野心的な姿勢をアピールした。そしてこのアルバムからも『ウォント・ゴー・ホーム・ウィズアウト・ユー』『メイクス・ミー・ワンダー』といったヒット曲が生まれている。今回の来日では、時の人ならではの勢いに満ちたステージを見せてくれるに違いない。


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