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J-POP・ロック
槇原敬之                                    (2006/2/3)
槇原敬之

デビュー15周年を記念するニュー・アルバム『LIFE IN DOWNTOWN』を2月22日にリリースする槇原敬之の全国ツアーがスタート。2月1日に発売されたばかりの先行シングル「ほんの少しだけ」では、ヒップホップ・グループであるHOME MADE 家族のKUROをフィーチャーするなど、新たなチャレンジを行っている彼のステージに注目したい。

槇原敬之は1990年10月にシングル「NG」、アルバム『君が笑うとき君の胸が痛まないように』でデビュー。翌91年にリリースした3rdシングル「どんなときも。」がオリコン・シングル・チャートで1位を獲得して以来、広くその名を知られるようになったビッグネームだ。

その魅力は、ラブ・ソングを得意とする歌詞の切り口の親しみやすさも見逃せないところだが、作曲やアレンジも自分自身で行う音楽家としての彼の作風は、ポップスの歴史の上にしっかりと立脚した高いクオリティを持っており、ミュージシャンからの支持も強い。

そんな彼が2月22日にリリースするニュー・アルバム『LIFE IN DOWNTOWN』は、デビュー15周年記念という祝祭的な意味あいもあるが、それだけでなく彼のキャリアの中でも特別な重みのある作品になりそうだ。というのも今回の作品は、オリジナル・アルバムとしては2004年8月の『EXPLORER』以来となるが、それから現在に至るまでの彼は、明らかに大きな節目を迎えているからだ。

そんな気配が現れているのが2004年11月に発表したライブ・アルバム『SYMPHONY ORCHESTRA “cELEBRATION”』であり、昨年9月に発表したカバー・アルバム『Listen To The Music 2』だ。前者はポップスの王道を歩む者としてひとつの夢ともいうべきオーケストラを全面的にフィーチャーしたコンサートの模様を収録したものであり、後者はそうしたポップスの歴史への敬意を表明した作品といえる。

しかし今回のアルバムに先立って発表されたばかりのシングル「ほんの少しだけ」では、ヒップホップ・グループであるHOME MADE 家族のラッパー、KUROをフィーチャーした新境地を披露。それを携えた今回のツアーでは、これまでの作風にとらわらず、新たな境地を切り拓こうとする雄姿をアピールしてくれるに違いない。


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