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J-POP・ロック
真心ブラザーズ
真心ブラザーズ

YO-KINGこと倉持陽一と桜井秀俊のデュオ、真心ブラザーズが、遂に本格的なツアー活動を開始。7月20日にリリースした『Dear, Summer Friend』に続いて、10月26日には『I'm in Love』と、2枚のシングルを携え11月からは“LIVES!”TOURで全国をまわる。3年半のインターバルを経て、新たなサイクルを迎えた彼らに期待したい。

THE 真心ブラザーズがデビューしたのは1989年。バンド・ブームの最中だった当時としては、男性デュオという編成はかなりユニークなものに映ったが、ユニークなのは編成だけでなく、濃厚な毒気に満ちた歌詞を、ユーモラスかつ飄々と歌う佇まいは、編成以上に強烈なインパクトを与えるもので、CMナンバーなどで確実に注目を集めていった。 しかし彼らが現在にいたるイメージを確立したのは、5枚目のアルバム『KING OF ROCK』をリリースした1995年。ここから彼らはロックやソウルの傾向が強いバンド・サウンドを打ち出すようになり、グループ名もシンプルに真心ブラザーズと改名。翌96年には毒舌交じりにジョン・レノンへの愛情を歌ったシングル『拝啓、ジョン・レノン』が話題となり、アルバム『GREAT ADVENTURE』でそのスタイルを確立すると共にファン層を広げ、97年以降は日本武道館でのコンサートを行うまでにいたっている。

ただし真心ブラザーズの活動のスタイルは、決して運命共同体的なものではない。しばしば二人とも自分のソロ・プロジェクトでの動きも挿みながら継続するというフレキシブルなものだった。そして2001年12月21日の日本武道館公演をもって真心ブラザーズとしての活動を一旦停止。

そんな彼らが再びいっしょに動き出すというニュースが伝わってきたのは、今年春になってからのことだった。当初は夏のフェスティバルしか情報がなかったため、継続する形になるのかどうか分からなかったが、『Dear, Summer Friend』『I'm in Love』という2枚のシングルのリリース、さらに今回発売となる“LIVES!”TOURにより、動きが本格的なものとなることが明らかとなった。3年半のインターバルを経て、新たなサイクルを迎えた彼らがどんなステージを展開するのか楽しみなところだ。




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