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洋楽
リンキン・パーク                               (2007/10/5)
リンキン・パーク

今年5月にリリースしたサード・アルバム『ミニッツ・トゥ・ミッドナイト』が、アメリカと日本のチャートで初登場1位を獲得し、その人気の凄さを改めて印象付けたリンキン・パークが来日する。ヒップホップとエレクトロニックな要素をヘビー・ロックに取り入れたスタイルを、さらに更新しようとする意欲に満ちたステージに期待したい。

アメリカのロック・グループ、リンキン・パークは、2000年に『ハイブリッド・セオリー』でアルバム・デビュー。この作品は全米チャートで初登場16位という好成績を記録し、大きな注目を集めることとなった。彼らはチェスター・ベニントンとマイク・シノダという二人のボーカリストを擁しており、ギターのブラッド・デルソン、ドラムスのロブ・ボードン、ベースのフェニックスの他、DJのジョー・ハーンというユニークな六人編成で、サウンド面の特徴は、ヘビー・ロックを基調とする中にヒップホップやエレクトロニックの要素を盛り込むと同時に、楽曲自体はメロディアスなものとなっていた。

2003年のセカンド・アルバム『メテオラ』も、そうしたメロディ重視の姿勢を押し進め、ストリングスやサンプリングなども積極的に駆使した内容に仕上げている。またヒップホップとの接点という点では、2004年にジェイ・Zとのコラボレーション作『COLLISION COURSE』を発表しており、R&Bやヒップホップのリスナーにも、その存在を知らしめることとなった。

そしてそんな彼らが今年5月に発表したのが、オリジナル・アルバムとしては3枚目にあたる『ミニッツ・トゥ・ヌッドナイト』だ。プロデューサーにレッド・ホット・チリ・ペッパーズをはじめとする多くのビッグ・ネームを手掛けてきたリック・ルービンを起用したこのアルバムは、作曲にもレコーディングにもじっくりと時間をかけて様々な試行錯誤を行い、さらなるイノベーションを行おうとしている。そんな意欲が伝わったのか、この作品は日米でそれぞれチャート・ナンバー1を獲得するという強力な支持を獲得。今や21世紀のロックの可能性を切り拓くという期待も大げさではなくなってきた。そんな彼らだけに、今回の来日公演も前のめりな意欲に満ちたものとなるだろう。


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