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J-POP・ロック
ジョン・レノン音楽祭2005
Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ
ジョン・レノン音楽祭2005 Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ
Photo:(C)Jack Mitchell

誰よりも激しく平和を求めながら、凶弾に倒れたロックンローラー、ジョン・レノンの遺志を継いでいくためのスペシャル・コンサート。5回目を迎える今年は、日本武道館を舞台に、日本を代表するロック・アーティストが結集。それぞれにジョン・レノンのレパートリーをカバーするという構成で、この場ならではのステージを披露する。

1980年12月8日にジョン・レノンが射殺されてから、早くも25年もの歳月が流れた。しかし全世界に向けて平和を求める意志を発信した彼の業績は、ますますその意義を深めている。“ジョン・レノン スーパーライヴ”は、そんな彼の遺志を受け継いでいくため、2001年からスタートしたスペシャル・イベントで、今年で5回目を迎える。

出演するのは、公私にわたってジョンのパートナーであったオノ・ヨーコをはじめとして、奥田民生、小柳ゆき、杉真理、曽我部恵一、PUFFY、BONNIE PINK、YOSHII LOVINSON、LOVE PSYCHEDELICOといった日本のトップ・アーティスト達。これらの顔ぶれが、それぞれにジョン・レノンのレパートリーを披露していくという内容だ。当然その選曲やアレンジからは、各々のアーティストがジョン・レノンの魅力や素晴らしさをどのようにとらえ、どう解釈していくか、というスタンスが明らかになる。つまりジョン・レノンをリアル・タイムで知っている世代も、ロック史上の神話的な存在としてしか触れる機会がなかった世代も、共に楽しむことができる構成なのだ。これが可能なのはジョン・レノンという存在が巨大であり、多大な影響を後のミュージシャンに与えたからこそ。ジョンを座標軸とする世界観を、現在の日本のミュージシャンが展開するという特別なコンサートなのである。
 
なお、このコンサートの売り上げは、一貫してアジア、アフリカの恵まれない子どもたちのために、学校を建設する目的で使われてきたが、今年は特にスマトラ沖地震・津波の被災地を中心に寄付されることとなっている。いわゆるベネフィット・コンサートの中でも、日本から海外に向かってここまで大規模かつ継続的に運営されている例は稀有であり、どうすれば音楽を通じて世の中に有益なことをできるのか、という問いに対する明確な回答でもある。




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