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 ダリル・ホール&ジョン・オーツ
ダリル・ホール&ジョン・オーツ 写真
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70年代から活躍を続け、ブルー・アイド・ソウルの代名詞的存在ともいうべきホール&オーツ。2002年、2003年と今世紀に入ってから度々来日している彼らが、またもや日本にやってくる。今回は彼らのルーツを追求したカバー・アルバム『アワ・カインド・オブ・ソウル』を携えてということもあって、ノリにのったステージになりそうだ。

ソウル・ミュージックのメッカ、フィラデルフィアで出会ったダリル・ホールとジョン・オーツは、その出自からして、ソウル・ミュージックに強く影響されたところから音楽活動をスタートさせている。しかしながら1972年に『ホール・オーツ』でデビューした彼等の初期のサウンドは、どちらかというとフォークやロックの要素が強かった。ヒット曲もあったが、当時はアルバムごとに様々なプロデューサーを起用するなど、自分達の資質をどのように開花させるか試行錯誤していたという印象が強い。

そんな彼等が黄金時代に突入したのは、80年代の幕開けであった。初のセルフ・プロデュースで臨んだ80年の『モダン・ヴォイス』と翌81年の『プライベート・アイズ』から。ここにいたって、ソウル・ミュージックの要素を活かしたメロディアスな楽曲を、テクノロジーを取り入れたサウンド・アプローチで展開するという独自のスタイルを確立し、ブルー・アイド・ソウルの代名詞的存在として君臨するようになったのである。
 
90年代に入ってからは、91年のアコースティック・ツアーを最後に解散したと思われていたが、95年に活動を再開。作風には80年代のポップ職人的なスキルに人間味豊かな情感が加わり、高い評価を勝ち得ている。

そして21世紀。2003年にリリースした『ドゥ・イット・フォー・ラヴ』が、絶賛されるのと前後して、2年連続で来日するなど、傍目にも活性化している彼等の現在の最新作が、ルーツのソウルのカバーを中心とした『アワ・カインド・オブ・ソウル』である。さらに3月にはヒット曲を網羅した2003年のステージを収めたCDとDVDの2枚組『ライヴ・イン・コンサート』も発表する予定。こうしたことから考えて、今回の来日公演は、彼等の長いキャリアの中でも、特別な勢いに満ちたものになりそうだ。



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