@ぴあTOPへ戻る @電子チケットぴあTOPへ戻る
@ぴあ特集コラム

洋楽
ガンズ・アンド・ローゼズ                        (2007/3/2)
ガンズ・アンド・ローゼズ

波瀾万丈の歴史を歩んできたアメリカン・ロックのビッグ・ネームが来日。宿命的に注目を集めてしまうロッカーとしての業を背負ったアクセル・ローズのステージングに期待したい。

ガンズ・アンド・ローゼズは、現在存在するロック・バンドの中で、最も破天荒なグループといって良いだろう。1987年のファースト・アルバム『Appetite For Destruction』が、リリースから1年がかりでビルボードのチャートでナンバー1を獲得し、揺らぐことのないビッグ・ネームとなったにもかかわらず、ドラッグの問題などもあって、メンバーの入れ替わりが極端に激しかった。90年代後半にオリジナル・メンバーはボーカルのアクセル・ローズのみとなってからは、「SUMMER SONIC 02」で来日したものの、その後の全米ツアーではドタキャン騒ぎなども巻き起こしている。また21世紀に入ってからはサード・アルバム『Chinese Democracy』が完成したとアナウンスされたにもかかわらず、現在では今年の3月にリリースしたいというアクセルの希望が伝えられているだけで、実際にどうなるのかは、まだ明らかになっていない。

そしてもうひとつ気がかりなのが、今回の来日がどんなメンバー編成になるかということだ。最近ではアクセルの一番の理解者といわれるイジー・ストラドリンが頻繁にゲスト参加しているということもあるが、元ドラマーのスティーヴン・アドラーが、かつてのメンバーでの再結成をアクセル・ローズに持ちかけたというニュースも伝えられた。スラッシュ、ダフ・マッケイガンによる黄金のラインナップでのステージを期待したくなるファンは、莫大な数にのぼるはずだ。

果たしてそうした期待は報われるのか。現役であるにもかかわらず、あたかも60年代のロックの神話のような神秘性に包まれた彼らの実態が明らかになる日はもうすぐだ。


前に戻る ページトップ

Copyright (C) 2007 PIA Corporation. All Rights Reserved.