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洋楽
アース・ウィンド&ファイアー                       (2005/11/11)
アース・ウィンド&ファイアー


70年代以降のブラック・ミュージックの流れに、決定的な影響を与えたモンスター・グループ、アース・ウィンド&ファイアーが年明けにやってくる。10月にリリースされたばかりの最新アルバム『イルミネーション』を携えつつ、泣く子も黙る懐かしい大ヒット・ナンバーも盛り込み、再評価の上昇気流にのった勢いのあるステージを披露する。

アース・ウィンド&ファイアーは、70年代以降のブラック・ミュージックの流れに決定的な影響を与えたビッグネームだ。特に「セプテンバー」や「宇宙のファンタジー」といった大ヒットは、いわゆるブラック・ミュージックのワクにとどまることなく、ポピュラー音楽全体の動向に影響を与えたといっても過言ではない。

そのキャリアは今年がデビューから35年目という長いもので、最近は「セプテンバー」「レッツ・グルーヴ」「シャイニング・スター」などがCMに使用され、今年の8月にはベスト・アルバム『ベリー・ベスト・オブ・アース・ウインド&ファイアー』のリリースという話題もあるなど、改めて再評価の気運が高まっている。

こうした流れの中で、10月には2年ぶりとなるニュー・アルバム『イルミネーション』も発表。この作品で彼らは珍しく全曲で外部プロデューサーを起用しており、彼らをリスペクトするブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アムをはじめ、ジャム&ルイス、ラファエル・サディーク、ブライアン・マックナイト、オーガナイズド・ノイズなど、若手もベテランも含む多彩かつ豪華な陣容が、オープンな空気感を生み出している。さらにフィリップ・ベイリー、ヴァーディン・ホワイト、ラルフ・ジョンソン、そしてグループの精神的な支柱であり、昨年の来日公演を機に、健康上の理由から引退を表明したモーリス・ホワイトという黄金時代の4人のメンバーが、ジャケットにも顔を連ねて強い結束をアピールしているのも大きなポイントだ。

つまり今回の来日公演は、モーリスが築き上げた偉大なグループとしてのスピリットを、どのように継承し発展させていくのか、という姿勢をアピールする場となるわけで、単に華やかなだけでなく、極めて深い意義を持つ注目のステージとなるに違いない。


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