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洋楽
エヴァネッセンス                             (2006/11/3)
エヴァネッセンス

ヘビー・ロック界のディーバと言われるエイミー・リーが率いるエヴァネッセンスが、9月にリリースしたセカンド・アルバム『ザ・オープン・ドア』を携えて日本にやってくる。相次ぐメンバー・チェンジを乗り越え、今では大半の作詞作曲を手掛けるまでにパワー・アップした彼女をフロントに、重厚なサウンドで包み込んでくれる。

エヴァネッセンスは、ボーカルのエイミー・リーとギターのベン・ムーディーにより結成され、2003年に『フォールン』でアルバム・デビューを果たした。レコーディング中にキーボードのデヴィッド・ホッジスが脱退するという苦労もあったが、アルバムからのリード・シングル『BRING ME TO LIFE』は大ヒット映画「デアデビル」のサントラに収録され、映画の主題歌となったことも手伝って、大ヒットを記録。アルバムも全世界で1500万枚ものセールスを記録し、2004年度のグラミー賞では、5部門にノミネートされ、「最優秀新人賞」「最優秀ハードロック・パフォーマンス賞」を受賞するという快挙を成し遂げた。

その後、ギターのジョン・ルコンプ、ドラムスのロッキー・グレイ、ベースのウィリアム・ボイドを正式メンバーに迎え、ロック・バンドとしての態勢を固めた彼らはワールド・ツアーを開始。だがその最中の2003年に、今度はベンがバンドの脱退を表明。結成以来、ギターと作曲でグループを牽引してきた重要人物を失うことになったが、新たなギタリストとしてテリー・バルサモを迎え、ツアーを敢行。2004年には、“ソニックマニア04”と初の単独来日公演を行っている。

その後の沈黙期間にエイミーは創作活動に没頭し、今年9月に届けられたのが、セカンド・アルバム『ザ・オープン・ドア』である。紅一点のボーカリストを擁するグループというと、音楽性は他のメンバーが支えていることが多いが、本作においてエイミーは作詞でも作曲でもグループの中心としての活躍を見せている。こうして新しいステップに入ったエヴァネッセンスが、来年1月に来日することが決定した。前回の来日時はモダン・へビー・ロックの新鋭として注目を集めたが、今回のステージでは、そこから大きく飛躍したエイミーの凄みを発揮してくれるだろう。


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