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J-POP・ロック
 Dragon Ash
Dragon Ash

バンド本体としての動きはなりを潜めていたDragon Ashが、いよいよ本格的に活動再開。6月1日に「crush the window」、7月13日には「夕凪UNION」と、ニュー・シングルを連発した後、10月27日のZepp Tokyoを皮切りに、14ヵ所20公演の全国ツアーを開催する。彼らが蓄えたクリエイティブなパワーを、この機会に全身で浴びたいものだ。

Dragon Ashはシーンの動きに対応するだけでなく、クリエイティブな面においてもグループの運営面においてもシーンの在り方に対して極めて能動的な動きを展開してきたグループである。

97年にデビューした頃の彼らは、楽曲で発揮されたセンスに光るものはあったものの、一般的にはいわゆるオルタナ的な方向性を持つバンドのひとつとして認知されるにとどまっていた。しかし翌年にリリースしたシングル「陽はまたのぼりくりかえす」から鮮明になったヒップホップ的なサウンド・アプローチは、日本のミクスチャー・ロックの中でも非常に斬新な衝撃を与え、ロックとヒップホップというジャンルを越境する稀有な存在となった。

それは単に彼らの音作りにとどまるものではなかった。自分達が主宰するイベントの出演アーティストのセレクトなどにおいても、彼らはそうしたジャンル分けから生まれる閉塞感を打破しようとする意思を表明してきたのである。これは必ずしも最初から多くの人に好意的に見られたわけではない。コアなヒップホップの支持層からは警戒されるような気配もあったのも事実だ。

しかしDragon Ash、麻波25、SOURCEの3アーティストによるスプリット・アルバム『MOB SQUAD』を第一弾として、2003年から動き始めた「MOB SQUAD」レーベルの動きは、彼らが大々的な信頼を勝ち得るきっかけになった。

そこから現在までの彼らの動きは、様々なコラボレーションや別プロジェクトなどで、地盤を固める時期だったといえる。そんな彼らが6月1日に「crush the window」、7月13日には「夕凪UNION」と、シングルを連発した後、10月27日のZepp Tokyoを皮切りに、14ヵ所20公演の全国ツアーを開催。シーンの構造にもアグレッシブに切り込むDragon Ashの闘いが、いよいよ本格化する時が来たのだ。



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