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洋楽
ダフト・パンク                                 (2007/9/21)
ダフト・パンク

キャッチーな音作りで人気のフランスのエレクトロニック・デュオ、ダフト・パンクの単独来日公演が決定した。昨年の「SUMMER SONIC」でも、ピラミッドをあつらえたユニークなパフォーマンスで注目を集めた彼らが、“ダファンクフェスト”と銘打った今回のステージでは、いったいどんな演出を盛り込んでくれるのか期待したい。

ダフト・パンクが日本で広く知られるようになったのは、21世紀になってからのことだが、トーマ・バンガルテルとギ=マニュエルのデュオである彼らがデビューしたのは、実は1994年のシングル『ニュー・ウェイヴ/ New Wave』にまで遡る。さらに'97年のファースト・アルバム『ホームワーク』はフランス国内のみならずヨーロッパ全土、果てはアメリカにも飛び火し、全世界で250万枚を超えるモンスター・ヒットとなっている。

日本でのブレイクは、アート・ワークで日本漫画界の超巨匠、松本零士とのコラボレーションを実現した2001年のセカンド・アルバム『ディスカバリー』と、そのオープニング・ナンバー『ワン・モア・タイム』のビッグ・ヒットがきっかけとなっている。もちろんその人気は、人懐っこいまでにキャッチーな彼らの楽曲の魅力もあってのことだが、それだけでなく、彼らのイメージと松本零士の作風がシンクロしたことによる効果も見逃せないものがある。というのも、ハウスを基調とする彼らのエレクトロニック・サウンドは、テクノロジーを駆使した未来的なイメージの中に、ノスタルジックなムードも同居するレトロ・フューチャー風の雰囲気を醸し出しており、そのバランスが、まさに「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」など、SFの中に郷愁を感じさせる松本の代表作と見事に噛み合っているからだ。その上で彼らは、人間になることを夢見て旅に出たロボット2体を主役とする映画『エレクトロマ』などでもそうした世界観をアピール。今回の来日は、この映画を9月26日にDVDでリリースした後の公演となる。

今回のステージは、あえて“ダファンクフェスト”と銘打っているだけあって、そんな彼らの世界観を、さまざまな演出を駆使して放つ場となるに違いない。


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