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9月に発表した通算9作目にあたるニュー・アルバム『ハヴ・ア・ナイス・デイ』で、世界に向けてピースフルなメッセージを提示したボン・ジョヴィが、日本にやってくる。トータル・セールスがなんと1億枚というモンスター・グループならではの圧倒的なスケールで展開するライブ・パフォーマンスを、この機会に堪能しよう。
日本から最初に人気に火が付いた英米のロック・グループは、かなりの数にのぼる。アメリカのニュージャージーから登場し、84年に『夜明けのランナウェイ』でアルバム・デビューしたボン・ジョヴィもその中のひとつだ。
デビュー直後に“スーパー・ロック'84”のステージを踏む形で初来日を果たした彼らは、活気に満ちたステージングとポップなメロディの魅力で強い支持を受け、セカンド・アルバム『7800°ファーレンハイト』と連動した翌85年の単独来日では、全公演がソールド・アウトになるという盛り上がりを生んだ。86年のサード・アルバム『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』がベスト・セラーとなってからは、80年代を代表する世界的なビッグ・ネームとなったが、実はそれに先駆けて彼らを支持してきた日本のファンの存在は、彼らにとっても非常に大きなもので、これまでもワールド・ツアーを日本から開始するなど、幸福な関係を築いてきたのである。
そんな彼らの最新アルバムは、今年9月にプロモーションのための来日と連動してリリースされた『ハヴ・ア・ナイス・デイ』。本作は9月26日付のオリコン総合アルバム・チャートで、見事に初登場1位を記録し、95年の『ジーズ・デイズ』以来、10年ぶりのナンバー1となったのである。すでに11月からは全米ツアーをスタートさせているが、来年4月には3年ぶりとなる来日ツアーを行うことになった。
現在のボン・ジョヴィは、なんといってもトータル・セールスが一億枚というモンスター・グループであり、親しみやすい楽曲の印象も強いが、特に今回のアルバムは、ピースフルなメッセージ性も濃厚となっている。彼らにとっても親しみのある日本のステージは、その魅力を存分にアピールしてくれる場となるに違いない。 |
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