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洋楽
ビリー・ジョエル                              (2006/7/28)
ビリー・ジョエル

現在上演中のミュージカル「ムーヴィン・アウト」に楽曲が使用され話題となっている、ビリー・ジョエル本人の来日コンサートが決定。マディソン・スクエア・ガーデン12回ソールド・アウトという華々しい記録をうち立て、のりにのっている彼だけに、70年代からの代表曲を多数盛り込んだ、豪華なレパートリーの数々で盛り上げてくれるはず。

1973年に『ピアノ・マン』でデビューしたビリー・ジョエルは、まさにNYを拠点とするシンガー・ソングライターを代表するビッグ・ネームだ。そんな彼の人気の凄さは、グラミー賞へのノミネートが23回、受賞が功労賞を含め6回という華々しいキャリアからもうかがえる。21世紀に入ってからの彼は、ツアー活動から遠ざかっていたが、今年に入ってからは、7年ぶりのソロ・ツアーを開始。特に1万9千人を収容する地元のマディソン・スクエア・ガーデン公演は、2000年にブルース・スプリングスティーンが打ち立てた10回という記録を塗り替え、12回ソールド・アウトという派手な話題で改めて健在ぶりをアピールしたばかり。

この公演の模様は二枚組のライブ・アルバム『12Gardens Live』に収められ、6月にリリースされた。それに加えて7月には二枚組のベスト盤『ビリー・ザ・ヒッツ』も発売されており、現在は彼の長いキャリアの中でも大きな注目を集めている時期と言ってよいだろう。

そんなブームの背景のひとつにあるのが、ミュージカル「ムーヴィン・アウト」だ。ブロードウェイ・ミュージカルはもちろん、「ヘアー」「アマデウス」といった映画作品でも振付を手がけるトワイラ・サープとビリー・ジョエルは、ジャンルは違うが、いずれもNYの第一線で活躍するクリエイター同士と言える。ビリー・ジョエルの24の楽曲を使用したこの作品は、2003年度のトニー賞で最優秀編曲賞と最優秀振付賞を獲得するという高い評価を獲得しており、日本でもちょうど今月から9月にかけて東京厚生年金会館での舞台が始まったところだ。

そして今度はそれに続いて単独公演としてはじつに11年ぶりとなる日本公演が決定。代表的なレパートリーのオンパレードで、NYの熱狂を伝えてくれることになるだろう。


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