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洋楽
アヴェンジド・セヴンフォールド                    (2007/11/22)

昨年と今年で連続して“サマーソニック”に登場し、ガンズ・アンド・ローゼズなどの影響を受けた危険な雰囲気を漂わせるラウドな演奏を披露した、カリフォルニア出身の5人組が単独来日。メロディやハーモニーの魅力を重視した楽曲を盛り込んだ新作は、バンド名をシンプルに銘打った自信作だけに、決定的なインパクトを与えてくれそうだ。

アヴェンジド・セヴンフォールドが日本で正式にデビューしたのは、通算3枚目のアルバム『シティ・オブ・イーヴル』が、本国のアメリカよりも1年遅れでリリースされた昨年と、つい最近のことだ。しかし現在の彼らは、とてもそうとは思えないほどの大きな注目を集める存在となっている。

元々はカリフォルニアの幼なじみ同士で結成された彼らは、インディ・レーベルから2001年に『サウンディング・ザ・セヴンス・トランペット』、2003年に『ウェイキング・ザ・フォーレン』をリリース。この年と翌2004年にはパンク系のイベントとして名高い“Warped Tour”に参加し、ダイナミックなステージで一気にファン層を広げた。それに応じてアルバムもインディ・チャートで見事なセールスを記録。そして2005年にワーナー・ブラザーズから『シティ・オブ・イーヴル』で、メジャー・デビューを果たしている。

こうした動きの中で彼らがユニークに映った一因は、そのサウンドのベーシックな部分で、パンク・ロックだけでなく、ガンズ・アンド・ローゼズからの影響も受けていることを表明していたところにある。つまり彼らはラウドな音楽性の中に、ロック・クラシック世代のリスナーにも波及力を持つメロディやハーモニーの魅力も盛り込んでいたため、幅広い支持を集めるのに成功したのだ。

さらにセルフ・プロデュースで制作され、今年発表した最新作は、こうした魅力をさらに研ぎ澄ませ、タイトルもシンプルにバンド名そのままに『アヴェンジド・セヴンフォールド』と銘打つという自信作となった。すでに日本には昨年と今年で連続して“サマーソニック”に登場しているが、初の単独来日公演となる今回は、その真価を知らしめる絶好の機会となるに違いない。


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