音楽事務所、オフィスオーガスタに所属するアーティストが一堂に会する夏恒例のフェスティバル“Augusta Camp”が、今年はグッドウィルドーム（旧西武ドーム）で開催される。通常のフェスと異なり、出演者同士の共演なども披露してくれることもしばしばあるだけに、この場ならではのステージングをゆっくりと堪能したいところだ。
すっかり日本の夏の風物詩として定着した音楽フェスティバルの中でも、“Augusta Camp”のラインナップは、かなりユニークなものとなっている。というのもこのフェスの出演者は、音楽のジャンルによって選ばれるのではなく、音楽事務所であるオフィスオーガスタに所属するアーティスト達によって構成されているのだ。
オフィスオーガスタの所属アーティストは、山崎まさよし、スガ シカオをはじめとして、杏子、COIL、スキマスイッチなどがあげられるが、所属アーティストが増えてきたこともあって、フェスのスケールも大きくなってきており、今年はグッドウィルドーム（旧西武ドーム）で開催されることとなった。
さらに所属事務所が同じということは、当然普段から顔を合わせる機会も多いため、ステージのパフォーマンスでもフレキシブルな協力が可能となる。つまりファミリー的な一体感に満ちたフェスということができるだろう。過去の例を見ると、まだ知名度が広がる前の元ちとせが、山崎まさよしのギターをバックに圧倒的なボーカルを披露したこともある。目当てとされる看板アーティストのステージを見せるだけではなく、新人アーティストの紹介の場としての役割も果たしているのだ。
最近のオフィスオーガスタの新人アーティストには、昨年8月にシングル『僕らの輝き』でメジャー・デビューした長澤知之、そして11月にシングル『シンクロ』でデビューした秦 基博などがおり、今回の“Augusta Camp”には彼らを会わせて8組の出演者が、7時間にわたってステージを繰り広げていくことになる。この場ならではのスペシャルな演出で、こうした新人の個性をチェックするのも、“Augusta Camp”ならではの醍醐味といえる。リラックスしたオープンな心境で、その全貌を堪能してしまおう。
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