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洋楽
アークティック・モンキーズ                       (2007/3/16)
アークティック・モンキーズ

ブリティッシュ・ロックの最前線で華々しい活躍を繰り広げているアークティック・モンキーズの来日公演が決定した。2006年最高の新人グループとして瞬く間に人気者となり、すでにサマーソニック、グラストンバレー・フェスでのヘッドライナーも決定しているだけに、今後ますます飛躍を遂げる気配濃厚な彼らの雄姿を堪能したい。

アークティック・モンキーズは、アルバムを発売する前に全英シングル・チャートで初登場一位を獲得するという華々しい登場の仕方をした、イギリスのシェフィールド出身の四人組だ。ファンによってインターネット上で音源が公開されたのをきっかけに口コミなども通じて、最初のシングルがリリースされる頃には多くの人の注目を集めていたというエピソードは、いかにも21世紀のロック・シーンならではといえる。その盛り上がりはあまりにも激しく、イギリスで行われるライブは、のきなみソールド・アウトとなり、ファンが会場に収まりきらないほどで、それがまた噂となって他の国々でも人気が高まってきたといういきさつを持つ。日本での最初の公演はアルバム・デビュー前の2005年11月に実現しているが、即日ソールド・アウトとなり、一日二公演という異例の形で行われている。

ファースト・アルバム『ホワット・エヴァー・ピープル・セイ・アイ・アム、ザッツ・ホワット・アイム・ノット』が2006年にリリースされると、イギリスをはじめとしてヨーロッパ各国でアルバム・チャート初登場第一位となり、日本でもオリコン洋楽チャート第一位、総合チャートで九位を記録している。アメリカでもビルボード・インディペンデント・チャート初登場第一位。2006年のブリット・アウォード、NMEアウォードでも数々の賞を獲得し、人気が出るのが早すぎるという意見も飛び出し、それがまた話題になるほどの別格的な存在となっている。

4月にはセカンド・アルバム『Favourite Worst Nightmare』のリリース、8月には“SUMMER SONIC 07”のヘッドライナーも決定している中で行われることになった3月の来日公演は、あらかじめ今年後半のさらなる飛躍が予想されるだけに、ブリティッシュ・ロックの台風の目としてのスケールの大きさを確認する絶好の機会と言えるだろう。


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