【洋楽】 (up 2004/12/22)
デスティニーズ・チャイルド
 現在、世界で最高の人気を誇る女性コーラス・グループとしてお馴染みのデスティニーズ・チャイルドの来日公演が決定。11月にはソロ活動を経た後、再びグループとして結集して制作した3年ぶりの最新アルバム『デスティニー・フルフィルド』をリリースしたばかりとあって、この新作を軸に、華やかなステージを楽しませてくれる。

 1997年に映画『メイ・イン・ブラック』のサントラに「キリング・タイム」を提供して注目を集めた後、翌年には「ノー・ノー・ノー パート2」が、全米ポップ・チャート3位、R&Bチャートで1位を記録するという華々しい登場の仕方をしたデスティニーズ・チャイルド。それ以後も大ヒットを連発させ、今や世界で最大の人気を誇る女性コーラス・グループとなった彼女達のキャリアは、まだそれほど長いものではない。しかし現在に至るまでの歴史は、すでに十分に波乱に富んだものだった。
 
 デビュー時の彼女らは、ビヨンセ・ノウルズ、ケリー・ローランド、ラトーヤ・ラケット、ラターヴィア・ロバーソンというテキサス州ヒューストン出身の4人組だったが、1999年のセカンド・アルバム『ライティングズ・オン・ザ・ウォール』がヒットしている中、ラターヴィアとラトーヤが突然脱退。グループはミッシェルとファラを新メンバーとして迎えたものの、2000年7月にはファラも脱退。結局ビヨンセ、ミッシェル、ケリーの3人が、現在活躍中の新生デスティニーズ・チャイルドとなる。2001年にリリースしたサード・アルバム『サヴァイヴァー』は、英米をはじめとする10ヶ国以上の国々でチャート・ナンバー1に輝くビッグ・ヒットとなった。

 その後突入したソロ活動期間中には、映画でも活躍したビヨンセが、ソロ・アルバム『デンジャラスリィ・イン・ラヴ』で、2003年グラミー賞で5部門受賞するなどの快挙を達成し、何があっても揺るがないすさまじいまでの勢いを印象付けている。そして今年、グループでの活動を再開して3年ぶりとなる待望の新作『デスティニー・フルフィルド』をリリース。今回の来日公演は、そうした流れを踏まえてのものだけに、まさに時代の主役による晴舞台ともいうべき、熱狂的なステージになることは間違いない。


デスティニーズ・チャイルド 写真



>> バックナンバーへ
Copyright (C) 2007 PIA Corporation. All Rights Reserved.