【J-POP・ロック】 (up 2004/12/15)
ROSSO
 新たなメンバーを迎え、四人編成で再始動を遂げたスーパー・グループ、ROSSO。ダブル・シングル「1000のタンバリン」/「アウトサイダー」、ニュー・アルバム『DIRTY KARAT』の内容もすさまじかっただけに、パーマネント・グループとして本格的に動き始めた彼らが、2005年の日本のロック・シーンの目玉となるのは確実だ。

 ROSSOというグループが初めてライブを行ったのは、2002年2月。当時の彼らは、ミッシェル・ガン・エレファントのフロントであるチバユウスケ、元ブランキー・ジェット・シティの照井利幸、そしてASSFORTのドラマーであるMASATOというトリオ編成で、同年4月にファースト・アルバム『BIRD』をリリース。LOSALIOSとタッグを組んだオールナイト・イベント・ツアー“Weekend Lovers”などでライブを行っているが、チバがミッシェル・ガン・エレファントの活動に専念することもあって、夏のフェスティバルを最後に、一旦活動を休止している。。

 しかしその後、ミッシェル・ガン・エレファントは、“LAST HEAVEN TOUR 2003”を最後に解散。それと前後して照井が着手していたソロ・プロジェクトであるRAVENのレコーディングにチバが合流し、アルバム『限りなく赤に近い黒』を完成させたところから、第2期ROSSOの構想がスタートすることとなった。
 
 そうしたタイミングで彼らに出逢い、メンバーとして加入することになったのが、ギターのイマイアキノブとドラムスの佐藤稔。二人は共に日本のロックのビート感覚を更新した名グループ、フリクションのメンバーとして活動したこともある猛者だった。こうしてROSSOは、以前よりもさらに強力なラインナップによる四人編成で再始動することになり、ダブル・シングル「1000のタンバリン」/「アウトサイダー」、ニュー・アルバム『DIRTY KARAT』を相次いでリリース。4人のメンバーが互いの資質をぶつけ合い、触発し合うスリル満点のギター・サウンドは、すでに大きな注目を集めている。パーマネント・グループとしての動き始めた新生ROSSOのステージは、2005年の日本のロックの台風の目にふさわしいエキサイティングなドキュメントとなるに違いない。
ROSSO 写真

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