【洋楽】   (up 2004/5/21)
SUMMER SONIC 04

 すでに夏の定番となった都市型ロック・フェスティバル、SUMMER SONICの今年のラインナップが、続々と決定。グリーン・デイ、ビースティ・ボーイズという二巨頭をはじめ、伝説的な存在感を誇るベテランや強力な邦人グループも多数集結し、真夏の二日間を盛り上げる。あらゆる世代のロック・ファンを沸かせるその陣容をチェック!

 大都市近郊で行われる真夏のロック・フェスティバルとしてお馴染みのSUMMER SONICの開催が、今年も迫ってきた。今年のヘッドライナーは、メロコアの代名詞とも言うべきグリーン・デイとヒップホップ以降のロックの在り方に多大な影響を与えてきたビースティ・ボーイズ。特にビースティは、6月7日に日本先行発売となるニュー・アルバム『トゥ・ザ・5ボローズ』が、現在の国際情勢への危機感をストレートに綴った内容だけに絶好のタイミングでの来日になる。

  それに加えて日頃なかなか見ることができない伝説的な存在のベテランも盛り込むのが、SUMMER SONICの嬉しいところ。何と言っても今回の驚きは、反体制的なアティチュードとラウドなサウンドで、後のパンク・アーティストにも絶大な影響を与えたデトロイトの伝説グループ、MC5のオリジナル・メンバー、ウェイン・クレイマー(g)、マイケル・デイビス(b)、デニス・トンプソン(ds)が、元レモンヘッズのエヴァン・ダンドらを含むラインナップで、DKT/MC5と名乗り、登場するのだ。

  さらにダブのパイオニア、リー“スクラッチ”ペリー&マッド・プロフェッサーや、80年代ガールズ・グループの代表ともいうべきゴーゴーズといった豪華な顔合わせは、わずか二日間のフェスティバルとは思えない濃密さと言うしかない。さらにこれを迎える邦人アーティストとしては、氣志團、マッド・カプセル・マーケッツなどが決定している。

  このようにジャンルが多彩なだけでなく、様々な世代のロック・ファンが集い、互いに刺激を与え合う場としてのマジックは、通常のコンサートだったら決して味わえないはず。スリルに満ちた二日間をとことん堪能するため、体力を蓄え、心をオープンにして、今から準備しておこう。




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