年々大きな盛り上がりを迎えている真夏のロック・フェスティバルに、またまた強力なイベントが登場。イベンターの老舗、ウドー音楽事務所とフジテレビが主催する“THE
ROCK ODYSSEY 2004”には、なんと今回が初来日となるブリティッシュ・ロックの超大物、THE WHOをはじめとして、洋邦のスタジアム・クラスのビッグ・ネームが集結する。
夏フェス戦線異常有り。
イベンターの老舗、ウドー音楽事務所とフジテレビが主催する“THE ROCK ODYSSEY 2004”は、まさにそんな衝撃をロック・ファンに与える強力なイベントとなるに違いない。なんといっても最大の目玉は、アルバム・デビューから40年目にして待望の初来日となるTHE
WHO。すでにドラムスのキース・ムーンとベースのジョン・エントウィッスルは故人となっており、オリジナル・メンバーは、ギターのピート・タウンゼンドとボーカルのロジャー・ダルトリーの二人だけになってしまった彼らだが、先頃の『ライヴ・アット・リーズ〜デラックス・エディション』のリリースでも分かるように、リマスター盤や発掘音源を発表するたびにシーンに与える影響力の大きさには、いまだに計り知れないものがある。
しかもTHE WHOの打ち出したモッズ的なアティチュードを受け継ぐ形で、パンク・ムーブメントを牽引したジャムのポール・ウェラーが同じ日に出演するのだから、ブリティッシュ・ロックに脈々と受け継がれてきた系譜を、生身で体感できる貴重な場となることだろう。
もちろんブリティッシュ・ロックだけではない。アメリカからはすでに単独での来日が発表されていたエアロスミスをはじめ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ。日本からは矢沢永吉、L'Arc〜en〜Ciel、稲葉浩志、LOVE
PSYCHEDELICO、ウルフルズ、HYなど、スタジアム・クラスで活躍している大物が結集し、二日間にわたって熱演を展開するという豪華極まりない構成である。
関東公演の会場は、首都圏からのアクセスも便利な横浜国際総合競技場。また関西公演は、大阪ドームにて開催される。日本のロック史に新たな1ページが刻まれる瞬間を目撃するために、今から夏休みのスケジュールを調整していくことをお勧めしたい。
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