【洋楽】   (up 2004/2/6)
ジャクソン・ブラウン

 70年代から活躍してきたウエスト・コースト・サウンドの代表ともいうべきベテラン・シンガー・ソングライター、ジャクソン・ブラウンが、昨年に続いて来日決定。しかも今回はその素の魅力に触れられる待望のソロ・アコースティックでのステージ。数多くの名曲をアットホームな雰囲気で味わえる絶好の機会の到来を見逃すな!!

 70年代から活躍してきたアメリカのウエスト・コースト・シーンの代表的存在ともいうべきジャクソン・ブラウンが、昨年に続いて来日する。いわゆるシンガー・ソングライターの中でも彼は、様々なアーティストとの交流を通じてフレキシブルな姿勢で幅広い音楽性を培ってきたアーティストだ。

近年の活動を見てみても、アイルランドのアコーディオン奏者、シャロン・シャノン、スペインのバグパイプ奏者、カルロス・ヌニェスとの共演。さらにネイティブ・アメリカンの活動家、ジョン・トゥルーデルの音楽活動を支援している他、チャリティ的な動きも含めると、その活動は極めて多岐に渡っている。こうした彼の発想の基本にあるのは、他者、そして異文化との共生をナチュラルに実践する姿勢だといって良いだろう。

もちろん彼自身の作品にもそうした姿勢は反映されている。2002年に発表されたア
ルバム『ネイキッド・ライド・ホーム』では、日本でもCM音楽での活躍などで有名な元クリトーンズのマーク・ゴールデンバーグをはじめ、メリッサ・エスリッジへの貢献で知られるケビン・マコーミック、キューバ出身のパーカッショニスト、ルイス・コンテなどが参加。収録曲の半分以上は、バンドのメンバーと共作したものとなっている。5年ぶりとなった昨年の彼の来日コンサートも、そうした気心の知れたバンドと共に行ってくれたのは、記憶に新しいところ。

だがその一方でファンの間では、欧米ではしばしば行われている彼のアコースティックなステージを見てみたいという想いが強かったのも確かなところ。そして今回実現するのはそのソロ・アコースティックでの来日である。70年代からの名曲の数々を、アットホームな雰囲気で楽しみたい人には、見逃せない機会となるに違いない。



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