@ぴあTOPへ戻る @電子チケットぴあTOPへ戻る
@ぴあ特集コラム

クラシック
 第33小節 ソプラノ歌手:澤畑恵美
澤畑恵美写真
クラシック・声楽(ヴォーカル)をMyアーティスト登録する
オペラをMyアーティスト登録する


佳絵子さん、リレー・エッセイのご指名!ありがとうございます。
そういえば以前にもNHK-FM「おしゃべりクラシック」という番組で、俳優の渡辺徹さんのお相手を佳絵子さんからバトンタッチしましたね。あの番組は終わってからもう何年になるのでしょうか?
今でも演奏会で行く先々、多くの方から「おしゃクラ(略してそう呼んでいましたネ)聴いていましたよっ!!」と声をかけられます。佳絵子さんもきっとそうでしょう?
ただ私の場合、ひたすら渡辺徹さんの話術に笑い転げるばかりで、話す事といえば間の抜けた話と、アナウンサー気取りの曲目紹介。

先日もある演奏会後のパーティーで、一人の御婦人が「私、おしゃクラをいつも車の中で運転しながら聴いていたんですよ。澤畑さんが笑うと、つい私も笑ってしまって対向車の方に不思議な顔をされてね、フフフ。」そこで私が笑うと…「それそれっ、その笑い声よ!なつかしいわぁ。」と。何やら初めてお会いした方に笑い声を懐かしがられる私も不思議な気分。
そうそう、しかも自分の日々の事を何でもお喋りしすぎた様で――
「そういえば、あの丈の長すぎるカーテンはどうなりました(笑)?」……(???)あの頃私は引越しをしたばかりで、寝室のカーテンが間に合わず、とりあえず(これが長い!)以前使っていたものを下げていたのですが、これが長すぎてみっともない!というボヤきをしたところ、その後何週にもわたり「カーテンはどうしたか?」というお葉書きをいただき、その度に「まだ……。」とお答えして、ダラしない一面を暴露してした事を、すっかり忘れていました(笑)。「おしゃクラ」の威力に今だに驚かされる私です!

さて次回は、私の大好きなソプラノ歌手、高橋薫子(たかはし のぶこ)さんにバトンを渡します。いつも天使の様な微笑みで、ステキな歌声を響かせています。12月には「Cosi fan tutte」でフィオルディリージ役初挑戦!!いつも妹みたいな薫ちゃんが、さてどうやってお姉様を演じるのか、とても楽しみにしています。がんばれ〜〜っ!!
ではこのバトン、よろしくお願いしますね。

≫次回は…ソプラノ歌手、高橋薫子さんです。

■ソプラノ歌手 澤畑 恵美 (さわはた えみ) プロフィール
国立音楽大学卒業、同大学大学院修了。文化庁オペラ研修所修了。第58回日本音楽コンクール声楽部門第1位。第21回ジロー・オペラ賞受賞。文化庁派遣芸術家在外研修員としてミラノへ留学。早くからその才能は評価され『フィガロの結婚』のスザンナ役に抜擢されデビュー。
以降多くのオペラに出演なかでも2001年二期会オペラ『こうもり』のアデーレ役を演じ、その魅力を余すところなく発揮した。2002年二期会創立50周年記念公演『椿姫』ヴィオレッタ役ではプリマとして圧倒的な存在感を示し、2003年同記念公演『ばらの騎士』ゾフィー役では名演出家ギュンター・クレーマより最大級の賛辞が寄せられた。
コンサートに於いても、G・ベルティーニ、E・インバル、G・アルブレヒトなどの著名指揮者やN響をはじめとする主要オーケストラと数多く共演。2004年チェコ・フィル「第九」(ズデニェク・マーカル指揮)での好演も記憶に新しい。
気品ある歌唱と華のある舞台姿で現在最も人気・実力を兼ね備えたソプラノである。

▽公式ホームページはこちら



前に戻る ページトップ

Copyright (C) 2007 PIA Corporation. All Rights Reserved.