>世田谷美術館コレクションによる アンリ・ルソーと素朴な画家たち いきること えがくこと|関連企画|starcat|ぴあ

文化フォーラム春日井で開催されている展覧会
「アンリ・ルソーと素朴な画家たち」の関連企画がオイシイ

セラフィーヌ・ルイ《枝》 1930年 世田谷美術館所蔵
セラフィーヌ・ルイ《枝》
1930年
世田谷美術館所蔵
アンリ・ルソー《フリュマンス・ビュッシの肖像》 1893年頃 世田谷美術館所蔵
アンリ・ルソー《フリュマンス・ビッシュの肖像》
1893年頃
世田谷美術館所蔵
アンドレ・ボーシャン《花》 1952年 世田谷美術館所蔵
アンドレ・ポーシャン《花》
1952年
世田谷美術館所蔵
オードヴル「グジェールとプチトマトとサーモンのファルシ 枝に実った果実たち」
オードヴル「グジェールとプチトマトとサーモンのファルシ 枝に実った果実たち」
メインディッシュ「平目とドライトマト、タプナードのミルフィーユ仕立て クスクス添え 竹墨のソース」
メインディッシュ「平目とドライトマト、タプナードのミルフィーユ仕立て クスクス添え 竹墨のソース」
デザート「クレームフランボワーゾにサブレ・ノワゼット 薄いショコラのヴェイス(花瓶)」
デザート「クレームフランボワーゾにサブレ・ノワゼット 薄いショコラのヴェイス(花瓶)」

 


ART

世田谷美術館コレクションによる
アンリ・ルソーと素朴な画家たち
いきること えがくこと

開催中〜3月18日(日)まで
文化フォーラム春日井・ギャラリー
月曜休
9:30〜17:00 ただし、金曜は〜20:00。入場は閉場の30分前まで。
一般-500円 学生(高校生以上)-400円
※中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方とその介助者(1名)は無料。
公益財団法人かすがい市民文化財団[電]0568(85)6868
http://www.lib.city.kasugai.aichi.jp/zaidan/

 

LUNCH

今、このとき。

美×食 スペシャルランチ

開催中〜3月18日(日)まで
11:30〜14:30(ラストオーダー14:00)
ホテルプラザ勝川 カフェレストラン ソレイユ
メニュー・オードヴル、スープ、メインディッシュ、デザート、パン、コーヒー
お一人様-2800円
※1日10食限定、予約優先。
ホテルプラザ勝川 ソレイユ直通[電]0568(36)2410

文化フォーラム春日井で開幕した「世田谷美術館コレクションによるアンリ・ルソーと素朴な画家たち いきること えがくこと」には様々な関連企画があり、アートを多面的に楽しませてくれる。中でも、文化フォーラム春日井とホテルプラザ勝川のコラボレーションで実現した「美×食 スペシャルランチ」は好評だ。そこで編集部では評判のランチを実際に試食。展示作品をモチーフに考案されたメニューの繊細な仕上がりに驚きつつ、美味しい料理の数々を堪能してきたのでご紹介します!

 

 文化フォーラム春日井のギャラリーにて現在開催中の「世田谷美術館コレクションによるアンリ・ルソーと素朴な画家たち いきること えがくこと」は、"素朴派"と呼ばれるアーティストたちの作品で構成された展覧会だ。正式な美術教育を受けず、別に生業を持ちながら独自の創作に励んだ彼らの作品は、まさに素朴で純粋。そして、ひたむきな情熱をも感じさせる。例えば、パリの税関に勤務していたアンリ・ルソーは40歳を過ぎてから本格始動。後にピカソにも賞賛されるほど評価を高めた。そんなルソーの絵画は今では希少となっているが、本展で実に4点公開。また、日本の山下清や現代アートのバスキアも美術的な技術や理論では語りつくせないことから"素朴"の系譜ととらえて紹介。そうした多彩な作品の数々で鑑賞者を刺激している。

 一方、同時開催で鑑賞者の味覚を刺激しているのが「美×食 スペシャルランチ」。今回の展示作品から前述のルソーのほか、セラフィーヌ・ルイとアンドレ・ボーシャンの作品が選ばれ、メニューのモチーフに。そしてホテルプラザ勝川のカフェレストラン「ソレイユ」のシェフたちが趣向を凝らした結果、3つの料理が誕生した。

 まず、ルイの絵画《枝》から生まれたオードヴルは、シュー生地のグジェールとプチトマトを果実に見立てたひと品。この時期にはめずらしいホオズキも添えられ、色彩はもちろん素材それぞれの味をまさしく素朴に楽しめる。間にスープを挟み、続くはメインディッシュ。ルソーの《フリュマンス・ビッシュの肖像》をもとにした魚のプレートだ。ほうれん草の上に平目、ドライトマト、さらにはオリーブをペースト状にしたタプナードを重ね、ミルフィーユのように仕立てられた逸品。絵の曇天模様を竹墨のソースで描き、小道をモロッコ料理などでもおなじみのクスクスで表現したあたりがまた面白い。そして最後のデザートでは、ボーシャンの《花》が立体化。チョコレートの花瓶の上に、アメ細工でできた花束の膨らみがふんわり盛り付けられた。中には木いちごのムースが隠れているのだけれど、思わず崩すのをためらってしまう美しさ。しかし欲望には勝てず、アメ部分を上手にはずして甘い誘惑の層へ……。これが上品な甘酸っぱさで、スイーツ好きならずとも顔がほころぶ。

 2800円という料金もリーズナブルで、会期前から問合せがあったというのもうなずける満足度。展覧会に足を運んでから食すもよし、味わいながら予習をして会場に向かうもよし。いずれにせよ、モチーフになった作品について話が弾むこと間違いなしだ。

 

(2月1日更新)

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